重ね煮コラム

野菜くずを高級お出汁に

だいこんのへたやしっぽ
玉ねぎのひげ根、ネギの根っこ、
キャベツの芯やカボチャの綿など。

固くてしなびていて、
食べるのはちょっと、
という野菜のくず

捨てていませんか?

重ね煮では
お野菜は丸ごといただくことを
大切にしているので、
たとえ野菜くずでも
無駄にはしません。

これらも
重ね煮では使い切りますよ。

使い方としては

細かく切って
重ねて煮るのもひとつの方法ですが、
いい出汁となってくれるのです。

ここで

万能だしの作り方

をご紹介しますね。

我が家のメンバー全員
この出汁のお吸い物には目がありません!
うまみと甘みがこれでもかというほど詰まった
最高のお出汁です。

正確には《陰陽調和だし》と言って
植物性で陰性の昆布、干ししいたけ、野菜くず
動物性で陽性の煮干し、かつおぶしが
調和されているので、
うまみいっぱいの出汁が取れるのです。

2倍濃縮のレシピになっていますので、
使用する際はだしと同量の水で
薄めてくださいね。

【材料と作り方】
水     4カップ
かつおぶし 20g
煮干し   10g
干し椎茸   2枚
だし昆布   10g
野菜くず   80g
(ねぎの根、たまねぎ、にんじん、大根など)

1. すべてを分量の水につけて
30分ほど置いておく。

2. 火にかけて、
沸騰前に昆布だけ取り出し、
弱火で15~20分煮出して
熱いうちに漉す。

レシピは重ね煮アカデミー®より記載

多めに作ったときは
冷蔵庫で一週間
冷凍して3から4週間保存できます。

重ね煮は基本的には
出汁いらずの簡単にものですが、
そうはいっても
毎日の献立ですから
さっぱりした具の少ない汁ものもほしくなります。

知っておくとレシピに幅が広がる
調和された出汁もぜひ取り入れて
野菜の持つチカラを
取り込みましょう。

ところで農薬が気になり
皮をむかないことに
抵抗があるなあ
という声も聞こえてきます。

それは次で書きますね。

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この記事を書いた人

ハナミズキ 橋本真弓

橋本 真弓
重ね煮アカデミー® 認定師範
「ハナミズキ」代表

双子の息子と娘の三人の子の母。かつては子供の中耳炎やアレルギーで毎週通院。強い薬を飲ませることに疑問を感じていた頃に「からだは食べているものでできている」ことに気づき、重ね煮に出会う。

「台所にあるもので家族を守る知恵」を学び、家族の体調不良や自分の花粉症が改善。夫は無理なく9キロ減量。
いまはその知恵を全国の人にお伝えしている。

 

 

-重ね煮コラム