子供の熱が出たら?どうしよう!
ほとんどの場合は病院に急いでいくほどでもない場合が多いんです。
そんな場合には慌てずに、おうちでできる「お手当て法」をやってみてください。
内側と外側からできる2つの対処法をご紹介します。
【動画】子供の熱が出たら慌てずにできるお手当て法
お手当て法1「葛練り」 発汗・解熱作用等で風邪に万能なお手当て
ご紹介するのは「葛練り」。体の内側からケアするお手当てです。
葛(くず)とは、葛の根っこから採ったデンプン。
漢方薬の「葛根湯」に入っているものと同じアレです。
葛の効能はこれだけある。まさに風邪の万能薬!
- 発汗作用
- 解熱鎮痛作用
- 体を温めてくれる
- 頭痛を和らげる
- お腹の調子を整える
こんな作用がありながら、葛は薬ではなく食品なんです。
手軽に安心して、風邪の初期症状から摂ることができるのが嬉しいですよね。
ココがポイント
似たものに片栗粉がありますが、片栗粉の原料は馬鈴薯でんぷん。
同じとろみをつけるものでも「葛」は陽性。「片栗粉」は陰性。
体への作用がまるで異なります。
なので買う時は「本葛粉100%」にしてくださいね。
葛練りの材料と作り方
- 本葛粉 大さじ2
- 水 3/4カップ
- はちみつ小さじ2
- 小さい鍋に本葛粉と水、はちみつを入れて5分ほど置いておく。
- 火にかけながらとろみがつき透明感が出るまで混ぜる。
練り上げるとゼリーのような食感になります。
1歳未満の子供に蜂蜜は控えるようにしてください。
お手当て法2「野菜枕」:熱の時、体の外から対処法
野菜枕とは?
葉物野菜をザクザク切って布に入れただけのもの。
ひんやりした冷たさが熱や痛みをやんわりと吸収してくれる「天然の熱冷まし枕」です。
氷枕よりも冷やしすぎず、患部にフィットし、心地よい冷たさでよく眠れます。
おでこに貼って冷やす商品は便利ではありますが、お子さんによっては違和感があったり、冷えすぎて症状が悪化してしまうケースがあります。
その点、野菜枕はゆるやかに冷たさが続くので、気持ち良いんですよね。
何より冷蔵庫にあるもので使える安心さ
- お家にある布袋。または大きめのガーゼや晒布でもOK。
- ザクザク切った葉もの野菜
例:大根の葉、白菜の外の葉など冷蔵庫にある葉物野菜を使います
まとめ:熱が出たら子供をよく観察し症状にあったお手当てを
風邪の症状はお腹が痛い、咳が出るなど、熱だけではないことが多いです。
子供の様子をよく観察し、症状にあったお手当てをしてあげてください。
身近な食材のパワーを使って慌てずにお子さんに寄り添ってくださいね。